六本木境クリニック
境先生
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六本木境クリニック
眉下切開の症例数1632例(2012/4/1~2021/9/27)。カウンセリングからアフターケア、抜糸まで一貫して担当。美容医療業界の技術発展を目指し、学会での発表・講演、Twitterでも活動中です。
日本形成外科学会専門医/日本アンチエイジング外科学会評議員/美容外科学会(JSAPS)正会員/美容外科学会(JSAS)正会員
ダウンタイムとは、施術を受けた後に状態が回復するまでの期間のことを言います。傷口が見えなくなるまでの期間ではなく、施術を受ける前と同じような日常生活を送れるまでの期間を指して、ダウンタイムと言います。
ダウンタイムとは、施術を受けた後に状態が回復するまでの期間のことを言います。傷口が見えなくなるまでの期間ではなく、施術を受ける前と同じような日常生活を送れるまでの期間を指して、ダウンタイムと言います。
具体的には、施術にともなう腫れや痛み、アザなどがおおむね消えるまでの期間。少しくだけた言い方をすれば、「人前に恥ずかしくなく出られるようになるまでの期間」をダウンタイムと考えてください。
体質や体調などにより、ダウンタイムには個人差があります。通常は1週間ほどでダウンタイムが終わります。
ただし、ダウンタイムが2週間程度と長い患者さんであっても、1週間ほど経てば、コンシーラーや化粧で隠して人前に出られるような状態になります。また、ダウンタイムが1週間程度と平均的な方の場合は、手術から3~4日ほどで、メイクで目立たなくすることが可能です。
ダウンタイムが長くなるか短くて済むかは、手術を受けてみなければ分かりません。よって「ぜったいにバレたくない」という方は、念には念を入れて、1週間程度の休みを取っておいたほうが無難でしょう。
ひどい場合には、4~5日ほど、腫れと痛みが続くこともあります。
また、中には内出血が著しく出てしまう患者さんもいますが、その場合、最長で2週間ほど内出血が消えないことがあります。しかし基本的には、1週間ほどでコンシーラーや化粧品で隠せる程度になります。
翌日から目元のメイクをする場合には、パウダーやリキッドを使うようにしましょう。ペンシルなどで傷口に刺激を与えるのは、当面の間、控えるようにしてください。
また「抜糸の1週間後までは目元のメイクができません」と説明しているところもあるようですが、細い糸を使って傷口を正確に縫合すれば、手術の翌日からメイクは可能です。
かつて傷口の治療に関しては、「洗わない・濡らさない・こまめに消毒する」が原則でした。しかしながら現代では、これらの対応は古いものと考えられています。むしろ傷口を洗うことで細菌を減少させて早期の治癒を目指すことは、今や形成外科や創傷治療の世界において常識です。
洗顔剤やシャンプー剤が傷口に触れても問題ありません。力を入れて傷口をゴシゴシし過ぎないようにだけ注意してください。
なお、温かい湯船に浸かると、急速に全身の血行が良くなるため、内出血や腫れのリスクが高くなります。シャワーを浴びる程度ならば問題はありませんが、湯船に浸かるのは、術後3~4日ほど控えてください。
眉下切開から一週間ほど経てば、軽い運動をしても内出血・腫れがひどくなることはないでしょう。ただし傷口が安定するまでには2週間ほどかかると言われていますので、念のため2週間は運動を控えたほうが良いでしょう。ウォーキングやスイミングなどは、術後1週間程度から始めても問題ないと思われます。
術後、傷口を冷やす必要はありません。たとえ傷口を冷やしたとしても、温められた血液は急速な勢いで眉下を流れていきます。眉下だけを冷やしても、何ら意味はありません。むしろ、冷やす際の刺激で傷口が開いてしまうリスクがあります。
先にも触れたとおり、傷口の化膿を防ぐためには、傷口の清潔を保つ必要があります。細菌は油が多い場所で繁殖する傾向があるため、お湯や水だけで洗い流すのではなく、洗顔剤を使って傷口付近の油も落とすようにしましょう。
※パニック障害など精神疾患や膠原病・腎不全など重度内科疾患の手術はお断りすることがあります。
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