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まぶたのたるみの治療方法 埋没法とは

埋没法がおすすめの方

まぶたの皮膚のたるみが比較的軽い方/まぶたが薄い方/まぶたを切る手術に抵抗がある方
まぶたのたるみと一緒に二重にしたい方/後から修正してもできるだけ元に近い状態に戻したい方

たるみ治療ドクター
六本木境クリニック

境隆博

監修者情報

たるみ治療に真摯に取り組む六本木境クリニック

美容外科「六本木境クリニック」院長。たるみ治療に真摯に取り組み、カウンセリングからアフターケアまで一貫して担当。また、美容医療業界の技術発展を目指し、学会やシンポジウムでの発表・講演でも活動中です。
【資格・所属学会】
日本形成外科学会専門医/アンチエイジング外科学会評議員/美容外科学会(JSAPS)正会員/美容外科学会(JSAS)正会員

そもそも埋没法とは
どのような施術なのか

  • 平均的な治療費:
    20万円程度
    ダウンタイム:
    1週間程度
  • 埋没法は美容外科でできるまぶたの手術法のひとつです。細い針を使って、上まぶたに1カ所から4カ所ほどの穴をあけて、そこに糸を通して皮膚をとめていくという方法です。

    埋没法によって、たるんだ皮膚が二重部分に折りたたまれます。まぶたのたるみの他にも、二重にするための施術としても知られています。
    大がかりな手術をしないで、まわりにバレずにたるみをなんとかしたい、いわゆる「プチ整形」のニーズに合った施術となっています。

まぶたのたるみへの 埋没法の治療効果

手軽だけれども意外とデメリットも多い

ひとりひとりの目のカタチ、たるみ具合、目の開き方などを考慮し、縫い幅を調節できるのがこの施術の良さです。たるみの程度などによって、まぶたに通す糸の本数や何点止めにするかなどが決まります。

加齢によってたるみが気になっている軽度の場合は、この埋没法によって上まぶたの余分な皮膚を糸でとめて、二重に変える。こういった気軽な治療をする人が最近では増えているということです。

ただし、すべての方に適した施術法ではありません。たるみがひどい場合は、皮膚を止めていくだけでは足りません。元々皮膚が厚かったり、脂肪が多かったり、この施術法が向いていない方もいます。まぶた全体のたるみを幅広の二重の下に押し込めるという方法ですので、皮膚や脂肪が多いと、不自然になってしまいます。分厚い皮膚の二重や三重となったまぶたは、重たく見えて、たるみはなくなっても、美しいまぶたに仕上がりにくいのです。そういった方は、やはり皮膚を切る切開法のほうが、たるみが取れる分、まぶたもキレイに仕上がる場合があります。

そして、ここでわすれてはならないことがあります。まぶたは眉毛側に行けば行くほどどんどん分厚い皮膚となっています。埋没法でも切開法でも元々あった二重よりもずいぶんと上側(眉毛側)の皮膚に二重を作ることになるので、確実に生まれつきの二重よりもずいぶん分厚い二重になると言うことです。このためにハレがいつまで待っても引かないなどと言われることがあります。

クリニックによって、使用する極細糸の種類が違いますし、テクニックも違います。内出血や腫れの可能性を少なくするために、極細の針にも気を使っているところもあります。もし、この施術法を行いたいのなら、なかなか仕上がりが想像しづらいので、医師としっかり相談して、シミュレーションなどで確認しながらイメージを伝えていくとよいでしょう。

ひとつ注意してもらいたいのは、簡単に元に戻したり、幅を変えたりできる、と宣伝しているクリニックがあるということ。糸を通すだけの皮膚を切らない施術法なのですが、それにはちょっと誤解があります。確かに糸をとれば、たるんだ皮膚は切り取っていないので戻りますが、実際には一度入れた糸はなかなかキレイに取ることが難しいそうです。糸をとろうとして皮膚や内部構造に傷ができる、糸を取っても折りのクセが取れないというケースや糸を取ったのに目の違和感が長期間残るケースもあるそうです。

先生からのコメント

Q.シミュレーションはどのようなことを行うのでしょうか。

シミュレーションとは手指・ブジ―やクリップ・テープなどを使って手術の結果どのようになるのか分かりやすくお伝えすることなのですが、一種のパフォーマンスであって、その通りになるわけではないということこそが一番大切なことです。わたくしはシミュレーションを行う場合にはこのようにお伝えしています。また、後述のように眉下切開をからめないまぶたのたるみ治療はないと考えていますので、ブジ―などを使って二重ラインを作ってみせるようなわざとらしいパフォーマンスはあえてやらないようにしています。

たるみ改善の効果はどれくらい?

「数年程度」と言われています

まぶたのたるみ部分が糸でとまっていれば効果は長いです。しかし、人によっては、数年後には元のまぶたに戻ってしまう可能性があります。そうすると、また施術をやり直すということが必要になります。ですので、自分が思うようにいかなかったとき、まぶたが元に戻ってしまったときなどに、すぐに修正などに対応してもらえるアフターフォローがしっかりとしたクリニックを選ぶのが大切となります。

先生からのコメント

Q.再施術ではどのくらいの期間で行うことができるのでしょうか?

再施術はすぐにでも可能です。アフターフォローがしっかりした印象のクリニックもありますが、当院に相談に来られた方々の意見を総合すると、わざわざ再診日がもうけられているよりは、何かあったときだけ丁寧に対応してもらえるほうが大切だということでした。また、「何年間は糸が取れたら保証する」といった文言の保険を連想させるような制度もあるようですが、売り上げ至上主義の蔓延のためか、売り上げにならないアフターフォローの対応は比較的冷たいケースが多いようです。総合するとアフターフォローや何年保証などについては、クリニック選びでは参考程度にしかならないと言えます。

治療の期間とダウンタイムは?

施術の時間は20分程度です

施術を受けるためには、カウンセリング等でよく仕上がりについて相談する時間も必要ですが、施術自体は20分ほどの短い時間ですみます。準備や麻酔などもありますので1日は時間をとっておきましょう。
まぶたに糸を通すほどの小さな穴をあけるだけなので、皮膚を切る手術よりは、施術後の腫れや痛みは少ないです。2~3日は腫れがありますが、その後は引いていき、すべての腫れがなくなるまで約1か月ということです。施術直後の仕上がりは、腫れているのでまぶたのたるみを押し込んだ二重の幅が広くなって驚かれる方も多いのだとか。あとは、目を閉じたとき、糸を通した部分の内出血が気になる方もいます。しかし、徐々に自然に変わってきて目立たなくなってきます。当日や翌日は、メイクや洗顔、コンタクトの禁止などがありますが、その後は日常生活に制限はなく、お仕事をされている方などは比較的受けやすい施術かと思います。

どのくらい費用がかかる?

15~20万円くらいが相場です

埋没法は、クリニックによってその費用に開きがあります。一般的には、15万円~20万円くらいが相場となっています。そのほかに、麻酔費用などが請求される場合があるため、注意しましょう。

埋没法の 安全性について

医師の技術力よって安全性は違ってきます

他のメスを入れる手術と比べてみると、切開しない&お手軽価格もあって、注目されている施術法です。しかし、安易に選んでしまうのは良くありません。まぶたの皮膚は薄く、そのすぐ下にはまぶたを持ち上げるために大切な眼瞼挙筋・挙筋腱膜やミュラー筋など薄くて繊細な筋肉などが存在しています。確実に安全と言えるものではなく、リスクもある治療だということを知っておいてください。
そして、埋没法自体を否定するわけではないのですが、たるみを感じてからの埋没法ではまぶたのたるみを糸で無理に二重ラインの下に押しこめるという方法なのです。そのため、まぶたのたるみを埋没法で解消しようとすることは、元々あった二重よりも幅広く作る必要があります。自然な二重よりも高い位置で二重を作成すると必ず二重には不向きな分厚い皮膚で二重ができることになりますので、美意識の高い人が受けると分厚い皮膚でできた二重が気になってしまうことになります。あまり、安さや派手な広告だけで選ぶのはよくありません。あなたのまぶたが本当に埋没法で解決できるたるみであるのかしっかり見極めるクリニックを探しましょう。そして、埋没法に限らず、他の手術も選べる技術力があるところであれば、最適な治療法が選べて、選択肢も広がるということです。

先生からのコメント

Q.しっかり見極めるクリニックの探し方は?

埋没だけしかできない医師は無理してでも、まぶたのたるみを埋没だけで何とかしようとしてしまいます。たるみ埋没の施術がご希望であっても、他のメニューを見るとまぶたのたるみ治療の実力や経験が分かるものです。わたくしはまぶたのたるみ治療について眉下切開という手術を軸に考えています。メニューに眉下切開がない場合や自信がない場合ですと、まぶたのたるんだ皮膚を直接たくさん切り取ることができないため、まぶたのたるみ治療が根底からおかしくなってしまうと考えています。

まぶたは前述のように上に行くほど分厚くなっています。たとえば、二重切開や眼瞼下垂の手術で自然な二重に不可欠なうすい皮膚部分を切り取ってしまいますと、分厚い皮膚でできたいわゆるハム目となってしまいます。また、埋没や切らない眼瞼下垂のように皮膚を切り取らなければ問題ないということはありません。20歳前後の若い人では比較的不自然にはならないものですが、まぶたのたるみを二重ライン付近に押し込むと、これまたハム目様になっていまいます。それに、埋没でも切開でも眼瞼下垂の手術でも二重を効率よく固定できる軟骨などの組織はまぶたの外側にはありませんから、まぶたの外側が垂れ下がりかえって老けて見えるということになってしまいます。

まぶたの外側のたるみまで切り取る方法が他にありませんから、まぶたの皮膚の余りについては眉下切開ありきで考えざるを得ないと言えます。また、眉下切開では傷跡が目立つと悲惨なので傷跡に自信がないクリニックで受けてはいけません。一方、傷跡が自分から見えるとクレームになるということで眉頭をさけて切っている医師が多いようですが、眉頭側を切らずに眉下切開を行うと、今度はまぶたが外側に向かって引っ張られてひきつれます。

埋没法の
メリットとデメリットを比較

埋没法のメリット

  • 皮膚を切らないで治療ができる
  • 切る手術よりは治療費が安い
  • ダウンタイムが短い
  • 施術前に近い状態に戻すことが可能

埋没法のデメリット

  • 脂肪が厚いと施術が難しい
  • 半年で元に戻ることもある
  • 不自然な仕上がりになる可能性が
  • 分厚い皮膚の二重が気になる
  • 違和感や病気を引き起こす場合も

皮膚を切らずに二重ラインが手軽に手に入ることで人気の埋没法。費用やダウンタイムが抑えられ、施術を受けるためにクリニックへ何度も通う手間が少ないのがメリットです。たるみが比較的軽い方やまぶたが薄い方、まぶたを切るのに抵抗がある方などに適しています
ただし、たるみがひどかったり脂肪が厚かったりする場合、埋没法は不向き。人によってはしばらくすると元に戻ってしまう可能性もあります。美意識の高い人が受けると分厚いたるみによってできた二重が気になることも
そんな心配をすることなく自然な仕上がりを目指すなら、医師と相談して他の施術も検討してみると良いでしょう。

  1700の症例数(※)を誇る 六本木境クリニックの眉下切開    ※2014/04/12~2021/12/17
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