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まぶたのたるみ専門医
六本木境クリニック

境隆博

監修者情報

たるみ治療の専門の六本木境クリニック

美容外科「六本木境クリニック」院長。たるみ治療の専門家として、カウンセリングからアフターケアまで一貫して担当。また、美容医療業界の技術発展を目指し、学会やシンポジウムでの発表・講演でも活動中です。
【資格・所属学会】
形成外科学会専門医/アンチエイジング外科学会評議員/美容外科学会(JSAPS)正会員/美容外科学会(JSAS)正会員

まずは、正常なまぶたの構造を知ろう!

人の目は、1日に1万回以上も瞬きをしており、頻繁にまぶたを動かしているのです。上下のまぶたは、皮膚が薄く、特に上まぶたは顔の中で番皮膚が薄いだけではなくて、内部構造もうすくデリケートにできています。それは、繊細な動きが必要なため、そのような構造となっているのです。

しかし、まぶたはデリケートな構造を持つため、たるみやすいというデメリットがあります。そして、薄いために他の皮膚よりも皮脂腺が少ないので、乾燥しやすくハリが失われやすいのです。また、乾燥しやすいということはかゆくなりやすいということでもあり、かゆくなると無意識にこすったりさわったりすることが多くなります。皮膚がうすく繊細でデリケートな構造を持つこの部位をこすってしまうと、靭帯などの支持組織や腱膜がゆるみやすいですよね。顔は、目のまわりから老けていくと言われているのは、そういった理由があるからなのですね。

正常なまぶたの構造とは…

まぶたの皮膚にハリがあって、たるんでいない健やかな状態。たるみや眼瞼下垂がないと若々しく見えます。薄い皮膚の下には、眼輪筋(がんりんきん)、脂肪があり、まぶたを開けるための筋肉:眼瞼挙筋(がんけんきょきん)と腱膜(けんまく)や靭帯などの支持組織で、まぶたを支えています。こういった筋肉と皮膚の構造で、上まぶたは毎日多くの瞬きを繰り返しています。

上まぶたと下まぶたの働きと印象

「上まぶた」は、眼を閉じたり開いたりするために繊細で大きな動きをします。人の顔の中で特に印象深い部位ですから、カタチや位置、たるみ具合などによって美しさや老け方など顔の表情が大きく違って見えます。

また、「下まぶた」は、眼球の重みを支える役目。動きが少なく丈夫な造りですのでたるみは出にくく、どちらかというと、たるみよりもシワの方が気になりやすいです。しかも、上まぶたが人目を強く引く分、下まぶたは他人には見えづらい部位と言えます。

眼はお顔の中心にあって、鏡を見ると最初に目に入りますよね。特に上まぶたのたるみは、顔全体の見た目の美しさも左右してしまうということ。変化が目立ちやすい部分でもあるのです。

どうしてまぶたがたるむのかを考える

まぶたがたるむというのは、どういう状態になっているのか。それは、大きく分けて「皮膚のたるみ」と「筋膜のゆるみ」という2つの状態が考えられます。

上まぶたの皮膚がたるんだ状態…

皮膚のハリや弾力が失われたことで皮膚に余分なたるみが発生するのではなく、まぶたをこすったりさわったりすることの積み重ねによって靭帯などの支持組織がゆるみ、このことにより皮膚が垂れ下がってたるみが発生するのだと思います。上眼瞼皮膚弛緩と言う状態で、たるんだまぶたではその結果として、見かけ上の皮膚の弾力やハリがなくなります。

人の肌は、加齢や紫外線などによって徐々にハリが失われていくと言われていますが、このうちの加齢による変化とされているものの正体は、お肌をこすったりさわったりと言った物理的刺激によるダメージの蓄積だと考えられます。一度起きてしまうと後戻りしないような不可逆的な変化は加齢による変化と誤解されがちです。そして、紫外線による影響と考えられているものの中に、紫外線によって皮膚のかゆみを生じることによりお肌をこすりやすくなってしまうような要素も含まれているかもしれません。まぶたの皮膚は特に薄いため、その変化が出やすいのです。

皮膚内部のコラーゲンやヒアルロン酸などハリを保つための成分がなくなっていくから、皮膚が重力に耐えられずに下へとたるんでしまうと言った意見もありますが、まぶたのたるみの主な原因はやはりまぶたをさわることによって支持組織などがゆるむことであると考えられます。まぶたのたるみは医学的な言葉を使うと、「上眼瞼皮膚弛緩症」と呼ばれています。

早ければ20代後半からでも目のまわりの皮膚が気になる方も出てくるでしょう。指でまぶたのたるんだ部分をちょっとつまんでみるとハリや弾力が分かり、皮膚のたるみを自分で感じやすいと言われていますが、まぶたはできるだけつまんだりさわったりしないほうが無難です。やはり、こすることと同じようにつまむなどの機械的刺激は支持組織が傷むので、たるみの原因となります。たるんだ部分が目立つと、目の開く部分に皮膚がかぶさって、全体的に目が小さく見えてしまい、老け顔の原因となります。

眼瞼挙筋腱膜がゆるんだ状態とは…

上まぶたを奥から支えているのは、まぶたを持ち上げるための眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という「筋肉」と瞼縁の軟骨である瞼板(けんばん)、筋肉と瞼板とを連結する眼瞼挙筋腱膜(がんけんきょきんけんまく)や靭帯などの支持組織です。眼瞼挙筋腱膜と瞼板と言う睫毛側の軟骨との付着部がゆるむことによって、まぶたが重くなり、視界が悪くなります。医学的な言葉で言うと「眼瞼下垂(がんけんかすい)」です。たるんでいるように見えますが、これは、皮膚のたるみとは違います。目つきが悪く不機嫌そうに見られたり、いつも眠たそうに見られたり、あまり良くない印象に見られてしまうこともあります。症状がひどい場合には、まぶたが重いために目が開けづらくて疲れるという毎日のツラさを抱えている方もいらっしゃいます。

この病気は、加齢だけが原因というわけではありません。若い方や子供、先天的な方もいらっしゃいますので、一般的なたるみとは違ってきます。また、コンタクトや花粉症、アトピーなどで目をこすることがきっかけで症状が出る場合が多いとされています。そして、加齢による変化と思われているものの多くは目をこすることによって、靭帯などの支持組織に不可逆的なゆるみが生じたものであると思われます。一度起きてしまうと治らないので加齢による老化現象だと思われているようです。

ちなみに、支持組織中心にゆるんで、皮膚が垂れ下がるようになったものが「偽性眼瞼下垂(ぎせいがんけんかすい):上眼瞼皮膚弛緩(じょうがんけんひふしかん)」です。皮膚などまぶたの浅い部分のたるみである上眼瞼皮膚弛緩では、腫れぼったく目尻が下がり、その分、目が開かなくなってしまいます。上眼瞼皮膚弛緩ではあまった皮膚が睫毛の上に垂れ下がって二重ラインが狭くなり、眼瞼下垂では睫毛が下がり、二重ラインが広くなる傾向にあります。上眼瞼皮膚弛緩の病的なほどひどいものを上眼瞼皮膚弛緩症、眼瞼下垂の病的なほどにひどいものを眼瞼下垂症と言います。

あなたの目のたるみを見極めよう!

まぶたがたるんでしまうと皮膚のたるみや筋膜のゆるみが出てしまっているということですから、自分の日ごろのケアだけで改善するのは不可能だと思われます。

大事になってくるのは、自分のまぶたのたるみを見極めることです。加齢やダメージなどによって、皮膚がたるんできているのか。筋膜のゆるみによって重くまぶたが落ちてきているのか。それによって、今後の対策法が違ってくるからです。間違ったケアや治療をしてしまうと、うまく改善しなかったり、悪化してしまったり、後悔の原因となります。

皮膚のたるみと筋膜のゆるみの両方が同時に起こっているというケースが多いようです。そうすると、やはり治療は複雑になりますから、実績のある信頼できる医師に診断と改善策を相談していくのをおすすめします。ちなみに、眼瞼下垂症(病的なほどの眼瞼下垂)と診断された場合は、手術などの治療に保険が適用されますよ。

まぶたのたるみといっても、人によってどの部分でたるみが出てしまっているのか違いますし、進行度も異なります。正確には、プロの意見を聞いて対策を考えていきましょう。

まぶたのたるみ専門医
六本木境クリニック

境隆博

監修者情報

たるみ治療の専門の六本木境クリニック

     

数ある美容外科施術の中でも、たるみの治療を専門的に行う六本木境クリニック。たるみ治療の専門家として、カウンセリングや手術を担当するのが、院長である境隆博です。多くの経験からなる知識を美容医療業界の技術発展に貢献させるべく、学会やシンポジウムでの発表・講演でも活動しています。
患者さんの意思や利益を尊重し、美容施術を積極的には推奨しない姿勢を基本としています。お悩み相談はメールフォームにて直接受け付けていますので、ぜひご相談ください。
【資格・所属学会】
形成外科学会専門医/アンチエイジング外科学会評議員
美容外科学会(JSAPS)正会員/美容外科学会(JSAS)正会員
【学会・講演での発表】
『眉毛下皮膚切除630例の経験』第61回 日本形成外科学会総会・学術集会
『眉毛下皮膚切除675例の経験から 上眼瞼形成術との違い』第132回 日本美容外科学会学術集会
『眉毛下皮膚切除657例の経験』第106回 日本美容外科学会JSAS
『きれいな傷跡 傷跡を目立たせない眉毛下皮膚切除術』第8回 JAAS東京ライブフォーラム講演

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