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眉毛の下にくぼみができて…

まぶたのくぼみは疲れた印象を与える原因に

眉毛の下にくぼみができて

若いころにはなかったはずの、眉毛の下あたりのまぶたにある大きなくぼみ。メイクでも隠しようのないくぼみは、毎日の鏡を見る時間を憂鬱なものに変えてしまいます。
まぶたのくぼみの原因は、単純に脂肪やコラーゲンがなくなったかではなく他の原因が挙げられます。まぶたのくぼみの正体とは一体何か。わかりやすく解説をしていきます。

ドクター境が答える! 眉毛の下あたりがくぼむ
まぶたのくぼみってどんなもの?

脂肪が支えきれないことによる弊害

  • 脂肪が支えきれない

    まぶたのたるみ専門医

    六本木境クリニック

    先生

  • 眉毛の下~二重の上あたりできるまぶたのくぼみは上まぶたの脂肪が少なくなったことにより発生します。眼球の周りには皮膚の直下にある皮下脂肪だけでなく、眼球を包み込んでいる眼窩脂肪(がんかしぼう)や眼輪筋の裏側にある脂肪があります。
    これらすべてが加齢により減少すると言われていますが、脂肪の総量が減ったというよりは、挙筋腱膜や靭帯などの支持組織が弱ると、上まぶたの脂肪は奥に引っ込み、眼窩脂肪の位置が下がって、下まぶたの脂肪は飛び出してふくらんできます。まぶたのくぼみは眼窩脂肪が上まぶたから下まぶた方向へと回転・移動した結果と言えます。
    また、眼球自体の重みや眼窩脂肪を支える下まぶたの眼輪筋が衰えることで、眼窩脂肪を本来あるべき位置に留めておけなくなることも大きな要因とされていますが、挙筋腱膜や靭帯などの支持組織のゆるみによる影響の方が大きいように思っています。

空気が抜けたように
まぶたがくぼむ原因とは?

脂肪や眼輪筋よりも靭帯や挙筋腱膜に注目

  • 原因その1

    脂肪などの減少?

    まぶたには、眼球を支えるクッションの役割となる眼窩脂肪があります。眼窩脂肪は加齢とともに減少するとされていますが、単純にボリュームが減ったというよりは、眼窩脂肪を支えていた挙筋腱膜や靭帯のゆるみによって、眼窩脂肪が回転移動していることが1番大きな原因だと思います。すなはち、上まぶたの眼窩脂肪は奥に引っ込んで、下まぶた方向へと移動しトコロテン式に下まぶたの眼窩脂肪は飛び出してふくらんできます。このふくらみは、一般に目袋と呼ばれています。上まぶたのくぼみは眼窩脂肪の総量が減ったというよりは、下まぶた方向へと移動したために、上まぶたにくぼみができてしまったものです。もちろん、疲れて脂肪の水分量が減る、若いころから痩せ型の方の人やだんだんと痩せてきたという方は、くぼみ目が目立ちやすい傾向にあります。

  • 原因その2

    靭帯や挙筋腱膜のゆるみ

    まぶたの中にある脂肪は、靭帯や眼瞼挙筋腱膜などに支えられています。これらの支持組織にゆるみが発生すると、本来あるべきところに脂肪が収まっていられず、くぼみとなるのです。挙筋腱膜が瞼板との連結がはずれ眼瞼挙筋の収縮によって奥に引き込まれると眼窩脂肪も奥に引き込まれます。逆もまたしかりで、挙筋腱膜を引っ張り出して瞼板に留める挙筋前転法で、挙筋腱膜と一緒に眼窩脂肪も前転され、くぼみが改善します。
    そして、眼瞼下垂や上眼瞼皮膚弛緩症などによってまぶたが開きにくくなると、視野を確保するため前頭筋を用いて補助的にまぶたを開ける手助けをするようになります。そのような開け方をすると、眉毛と目の距離が広く見えるほど、まぶたが広く薄く引き伸ばされるため、相対的にまぶたの一定の面積あたりの脂肪が少なくなり、まぶたはくぼみます。

  • 原因その3

    下まぶたの眼輪筋の衰え

    眼輪筋は目周りをぐるりと囲んでいる筋肉で、上下のまぶたの眼輪筋は目を閉じる役割、下まぶたの眼輪筋は眼球の重みを支える役割があります。下まぶたの眼輪筋が衰えると下まぶたの眼球や脂肪を支えられなくなり、眼球の位置がさがり眼窩脂肪が突出します。そのため、眼窩脂肪は上まぶた方向から下まぶた方向へとトコロテン式に移動し、上まぶたがくぼむということはいかにもありそうに思えます。あきらかに眼輪筋が弱った状態は超高齢の人か下まぶたにボトックスを打った時くらいしか見られません。非常に高齢の人はあらゆる老化現象が同時に存在しているので参考にはなりません。眼輪筋が弱くなってまぶたがくぼむというよりも、眼瞼挙筋腱膜や靭帯などの支持組織がゆるむことが原因となってまぶたがくぼむことのほうが多いように思います。

  • ヒアルロン酸注入は効果的か

    ヒアルロン酸注入は、まぶたの減ったボリュームを充填する方法です。まぶたのボリュームを増やすことで、くぼみを減らすことができます。ヒアルロン酸は体内にもある物質ですので吸収されますが、すべてが完全に消えるわけではありません。美容医療を受けたいというほど美意識が高い人の理想へ、完璧に近づける状態になるのは非常に難しいことです。その証拠として、「残ってほしくないところだけ残った。」などと言ったヒアルロン酸注入から年月が経ってからの意見が多いことも事実です。
    体内にヒアルロン酸が存在していること自体は不自然ではありませんが、ヒアルロン酸が固まりとして存在しているのは自然なことではありません。また、ヒアルロン酸は重たいので注入量が多いと、まぶたが開きづらくなってしまい、見た目の不自然さが生じることがあることは覚えておきましょう。

  • ヒアルロン酸注入のリスク

    安全な施術として広く誤解されているヒアルロン酸注入にもリスクもあります。まず目をつぶったときにヒアルロン酸注入部が不自然にふくらんでいたり、少量1回の施術でもヒアルロン酸は水分保持力が非常に強いため、むくんだり、殴られたように見えることもあります。
    さらに合併症として1番有名なものは、動脈塞栓です。注入物によって動脈が詰まってしまうと言うもので、よくある症状は皮膚潰瘍や皮膚壊死が起こります。ヒアルロン酸だけでなく注入系治療ではその可能性があるのです。
    また、最近では注入物が動脈を逆流して脳に入り視力障害や脳梗塞が起こる逆行性動脈塞栓という恐ろしい合併症の報告が相次いでいます。
    また、少量1回の施術で水分保持力が強いため、むくんで殴られたように見えることもあります。

  • まぶたのたるみ専門医

    六本木境クリニック

    先生

  • 患者さんのお悩み

    「眉毛の下にくぼみができて…」
    な患者さん、どんなお悩みを抱えている?

    六本木境クリニックに来院された患者さんたちのお悩み

  • 「眉毛の下あたりにクッキリとくぼみが…」

    元々の脂肪量が少ないと陥りやすい症状

    「昔から全体的に痩せた体形で、一重のまぶたも薄い感じで、クールというか涼やかな目元と言われて来ました。キツイように見られることもあったけれども、自分自身も一重まぶたとはいえそこまで嫌ではなかったです。それが変わってきたの40歳を過ぎたあたりから。体調を崩して以来、体重が昔よりも落ちてしまった結果、眉下のまぶたにクッキリとくぼみのラインができました。体重が戻ってきても、まぶたのくぼみは改善せず、むしろ目立って行っています。美容外科の手術で、治療はできるのでしょうか。」

    境先生の見解
    まぶたのくぼみは、残念ながら痩せ型の人では目立ちやすいですので、まぶたの脂肪量の問題であると考えられがちです。でも、そうではないので体重が増えても改善したりはしません。わたくしはまぶたをこするなどの物理的なダメージの蓄積によって眼瞼挙筋腱膜や靭帯などの支持組織がゆるんで、眼窩脂肪の位置が下がること、上まぶたの眼窩脂肪が下まぶた方向へと移動してしまったことによってまぶたのくぼみが生じると考えています。また、同じように物理的なダメージの蓄積により挙筋腱膜がゆるむと眼瞼下垂が生じ、靭帯などの支持組織がゆるむとまぶたのたるみが生じることも忘れてはなりません。
    眼瞼下垂やまぶたのたるみの影響によって視野が確保できなくなると、無意識に前頭筋を使って眉毛を持ち上げ、視野を確保しようとします。前頭筋で眉毛を持ち上げることにより、上まぶたが広くなることもまぶたのくぼみの大きな原因であると考えられます。眉毛を持ち上げるとまぶたがうすく引き伸ばされ、くぼみが目立つことになります。以上のように原因は非常に複雑です。日頃の生活習慣で、気付いたら取り返しのつかないくぼみが…という事例もあります。下まぶたもこするとたるみますので、とにかくまぶたは上も下もこすらないなどの対策が必要になります。

ドクター境の結論! あなたにして欲しいのは
こすらない、安易にヒアルロン酸に頼らない

ヒアルロン酸注入にもリスクはあります

まぶたにくぼみができてしまうと、そこを埋めるようにヒアルロン酸注入を選ぶ方もいらっしゃいます。体の中に存在するヒアルロン酸を使えば安全と感じる方も多いかもしれませんが、美容施術に絶対安全なものなどないという考えは、持っておいた方がいいでしょう。とくにヒアルロン酸でまぶたを理想の形にするのは非常に難しいもの。脂肪の位置が動いてしまっている状態だと、より難易度は高いです。中をヒアルロン酸で埋めるのではなく、しっかりと引き上げて元の位置に戻すことを検討した方が無難であるといえます。また、手遅れはありませんので、あわてず、複数院に相談してジックリ決めても良いと思います。

まぶたのたるみ専門医
六本木境クリニック

境隆博

監修者情報

たるみ治療の専門の六本木境クリニック

     

数ある美容外科施術の中でも、たるみの治療を専門的に行う六本木境クリニック。たるみ治療の専門家として、カウンセリングや手術を担当するのが、院長である境隆博です。多くの経験からなる知識を美容医療業界の技術発展に貢献させるべく、学会やシンポジウムでの発表・講演でも活動しています。
患者さんの意思や利益を尊重し、美容施術を積極的には推奨しない姿勢を基本としています。お悩み相談はメールフォームにて直接受け付けていますので、ぜひご相談ください。
【資格・所属学会】
形成外科学会専門医/アンチエイジング外科学会評議員
美容外科学会(JSAPS)正会員/美容外科学会(JSAS)正会員
【学会・講演での発表】
『眉毛下皮膚切除630例の経験』第61回 日本形成外科学会総会・学術集会
『眉毛下皮膚切除675例の経験から 上眼瞼形成術との違い』第132回 日本美容外科学会学術集会
『眉毛下皮膚切除657例の経験』第106回 日本美容外科学会JSAS
『きれいな傷跡 傷跡を目立たせない眉毛下皮膚切除術』第8回 JAAS東京ライブフォーラム講演