たるみ治療ドクター
六本木境クリニック
境隆博
監修者情報
たるみ治療の専門の六本木境クリニック
美容外科「六本木境クリニック」院長。たるみ治療に真摯に取り組み、カウンセリングからアフターケアまで一貫して担当。また、美容医療業界の技術発展を目指し、学会やシンポジウムでの発表・講演でも活動中です。
日本形成外科学会専門医/日本アンチエイジング外科学会評議員/美容外科学会(JSAPS)正会員/美容外科学会(JSAS)正会員
03‐6441‐0691
眼精疲労とは、眼の疲れが悪化してしまうことなのですが、実はまぶたのたるみを引き起こしてしまう原因のひとつとも言われています。そもそも、眼精疲労とは目がどういった状態にあることなのか学んでいきましょう。
目が疲労しているサインとして、目が痛くなったり、モノがかすんで見えたり、色々な症状が出てきます。ひどい場合には頭痛を引き起こし、吐き気がある場合もあります。ただ目が疲れたというだけであれば、1日睡眠をとれば回復はするのですが、それでも目の不快感が続く状態を言います。
このような状態になったら、眼精疲労といえます。眼精疲労がまぶたのたるみの原因となると言った意見もありますが、わたくしには原因と結果を混同した意見のように思えます。上記の症状の中には眼瞼下垂の症状として有名なものまでを含んでいます。眼精疲労がまぶたのたるみを引き起こすよりも、まぶたがたるんで眼精疲労を感じることのほうがはるかに多いと思います。
しかし、私たちの今の生活は、パソコンやスマホを日常的に長く使い、目を酷使する環境にいます。目の疲れが慢性化しやすくなっているのです。また、コンタクトでも目の筋肉を使い、目の負担が多くなります。眼精疲労になると目の違和感やかゆみが生じるため、まぶたをこする回数がどうしても増えてしまいます。まぶたをこすると靭帯や腱膜などの支持組織がゆるむので、まぶたはたるむと思われます。
目に疲れがたまった眼精疲労の状態になると、かゆみや違和感などが出現し、目を無意識にかいてしまいます。目をかいたり、さわったりすることにより、靭帯などの支持組織や眼瞼挙筋腱膜(がんけんきょきんけんまく)がゆるむため、まぶたがたるんだり、眼瞼下垂になることに直結するのです。
眼瞼下垂になり、まぶたがたれてひどい場合には視野がせまくなってしまいます。そうすると、さらに上のおでこの筋肉でまぶたを持ち上げようとフォローするのですが、こういう代償性の筋肉の使い方によってもさらに疲労に拍車をかけることになります。
まぶたがたるんでしまうほど眼精疲労を悪化させないために、日ごろから目のことを意識して、休ませるようにしましょう。仕事や家事、育児、趣味など。あらゆる面で、今の暮らしは知らず知らずのうちに目を酷使しています。目の疲れは蓄積していきます。そして、目をさわればさわるほど、まぶたがたるみます。たるみがすでに出てしまうとなかなか自分だけで元に戻すのは難しいため、これ以上悪化しないためにできるだけまぶたをさわらないように心がけていくと良いでしょう。
※パニック障害など精神疾患や膠原病・腎不全など重度内科疾患の手術はお断りすることがあります。
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