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まぶたのたるみの治療方法 高周波・照射治療とは

高周波・照射系がおすすめの方

顔にメスを入れる手術に抵抗を感じる方/あまり痛みを感じずにまぶた治療を受けたい方
治療のために定期的に通うことができる方/軽度の皮膚のたるみの方

たるみ治療ドクター
六本木境クリニック

境隆博

監修者情報

たるみ治療に真摯に取り組む六本木境クリニック

美容外科「六本木境クリニック」院長。たるみ治療に真摯に取り組み、カウンセリングからアフターケアまで一貫して担当。また、美容医療業界の技術発展を目指し、学会やシンポジウムでの発表・講演でも活動中です。
【資格・所属学会】
日本形成外科学会専門医/アンチエイジング外科学会評議員/美容外科学会(JSAPS)正会員/美容外科学会(JSAS)正会員

そもそも高周波・照射系とは
どのような施術なのか

  • 平均的な治療費:
    15万円程度
    ダウンタイム:
    数日程度
  • 高周波・超音波の照射系治療とは、医療機器を使って皮膚にエネルギーを与える治療法です。色々な照射系治療がありますが、たるみ治療の場合は、高周波と超音波です。このふたつは、まったく違うエネルギーです。
    1回の引き締め効果が持続するのは、3か月から半年ほどと言われています。
    ただ、1回だけでは効果は持続しにくいですし、ずっと引き締まった状態をキープしたいのであれば、3か月から半年のペースで治療を繰り返す必要があります。

高周波とはどんな治療法?

電子レンジと同じ電磁波の一種

高周波は、電磁波の一種です。波長や周波数によってX線、紫外線、可視光線、赤外線などの名前が違いますが、波長が長い方に位置しているのが「高周波」なのです。波長が短いレントゲンなどのX線、肌を黒くする紫外線などは、体へのダメージが大きいです。一方、高周波はダメージの比較的低い弱いエネルギーということになります。ラジオの電波の周波数と同じなのでラジオ波とも呼ばれています。体にあてると、深部まで熱を届けることができる性質を利用して、医療機器として用いられています。
他のレーザーや光治療は強いエネルギーを短時間であてるのに対し、高周波の機器ではダメージの少ない弱めのエネルギーでゆっくり深部に熱を届けるといった使い方がされています。まぶたのたるみ治療に利用されるのは、下で説明します「サーマクール(アイ)」という機器が有名です。

高音波とはどんな治療法?

人の耳には聞こえない音波を使用した方法

文字通り音波のことで、高周波などの電磁波とはちょっと違います。人の耳には聞こえない音が超音波と呼ばれています。水や空気など質量のあるものに伝わる性質があります。これを利用したものが医療機器として使われています。身近なものは、健康診断などで検査されたことがある超音波測定装置。内臓などの体内の様子を見ることができますよね。
超音波は、体の奥深くまで伝わり、80度まで温度を上げることができます。美容外科で、たるみ治療に使われる照射系の機器では、超音波に熱と衝撃波を発生させることで、引き締め効果を得ることができるのです。まぶたのたるみ治療に利用されるのは、下で説明します「ウルセラ」という機器が有名です。

超音波とは 高周波を利用する

サーマクール(アイ)

お肌に高周波を照射することで皮膚の奥深くにあるコラーゲンを生成してく医療機器がサーマクールです。よくお顔全体の引き締めのために利用されてきました。そして、リフトアップと言う言葉が宣伝文句では頻回に使われるのですが、高周波などの照射系治療で実感できるほどのリフトアップはしないと思います。

また、通常のサーマクールは、目もとには使用できませんでした。そこで、目もと専用として改良されたのが「サーマクールアイ」です。この次世代の機器ができたことで、まぶたにも安心して照射することができるようになったのです。何が違うのかというと、高周波の熱が届く距離です。まぶたの皮膚は薄いため、眼球まで達しない距離で熱を届ける必要があったのです。高周波によって熱が与えられると内部にあるコラーゲンや皮膚の下の組織が収縮します。これがキュッと皮膚が引き締まる印象を与えるのです。

まぶたのたるみの治療法 超音波で引き締める

ウルセラ

超音波の力でたるみを解消していく治療法があります。ウルセラというのは超音波照射機器の名称です。たるんだまぶたに直接アプローチするのではなく、ひたいやこめかみに超音波を照射していきます。そうするとひたいやこめかみの肌が引き締まり、まぶたのたるみも持ち上がって目立たなくなる、という方法だそうです。

美顔の治療によく用いられるウルセラ。照射された部分は、加熱されると皮膚内部のコラーゲンが縮みますから、引き締まります。さらには、その縮んだコラーゲンを自ら回復させようとして新たなコラーゲンを生み出します。この働きを利用した治療法なのです。

引き締め効果があるなら、まぶたにも照射すればよいと思われますが、残念ながら薄い皮膚の瞳がすぐ下にあるまぶたには直接使うことができません。あくまで、まぶたのまわりの皮膚を引き締めることで、まぶたを持ち上がるだけなので、根本的な治療法ではないのです。そして、宣伝文句ではよく見かけるのですが、超音波のような照射系治療では目に見えるほどリフトアップはされないと思います。

治療の期間とダウンタイムは?

施術の時間は30分程度です

手術ではないため、1回にかかる治療時間は30分ほどと短いため、お仕事帰りなど忙しい方でも受けやすいです。ただし、直接目に照射するサーマクールアイに関しては、点眼麻酔や局部麻酔などを行って瞳を保護する処置が必要なのでその分、時間を要します。1回で治療が終わるわけではなく、何度も照射のために繰り返し通わなくてはならないため治療期間はかかります。照射後は、ビリビリとした軽い痛みとともに、少し赤みが出る場合もありますが、冷やしながら治療をしていきますし、一般的には赤みは数十分でおさまるようです。人によっては腫れてむくむ症状がある場合もありますが、数日でおさまるようです。

どのくらい費用がかかる?

施術費用は10~20万円程度です

高周波・超音波を照射する治療は、約10万円~20万円ほど。どのくらいの部位を照射するかによって値段が変わってきます。切開手術と実はあまり値段が変わらないのですが、切らない施術で、時間が短いという面から価値を感じる方もいらっしゃいます。

高周波・照射系の 安全性について

医師によって効果の差異が出にくい

皮膚を切らないので肌への負担が少ない治療法です。高周波や超音波による医療療器は、多くの臨床試験を受けている機器です。そして、照射系治療は医師によって最も差が出にくい治療とされています。

ただし、患者さんの状態や肌の調子等を見て、どのくらいの出力で施術するかというのは、医師の判断となります。効果を引き出すために出力を調整するのですが、その加減を間違うとお肌トラブルの原因となるのです。つまり、治療を行う医師もきちんと選ばなければ、お肌にとって良くない結果になることもあることを知っておいてください。

高周波・照射系治療の
メリットとデメリットを比較

高周波・照射系のメリット

  • 皮膚を切らずに治療ができる
  • ダウンタイムが短い
  • 顔全体の引き締めができる

高周波・照射系のデメリット

  • 重い症状には効果が薄い
  • 短期間で戻ってしまう
  • 治療回数が多く費用がかかる

まぶたにメスを入れない治療法としては画期的なのですが、照射によって引き締めるだけなので、他の手術による治療と比べると効果は低めで一時的なものです。ちょっと目もとが重くて引き締めたいな、という軽度の方には良いかと思います。

ただし、料金は、他の根本的に治療していく手術の料金とさほど変わらず、効果をキープしていきたいなら、続けて治療していかなければもとに戻ってしまいます。実際に「たった1回の照射ではなかなか効果は見えにくいため、数回にかけて治療をしていく」などと言われることが多く総額は高額となることが多いのですが、1回で効果が感じられないかたは、何度受けても効果を感じないと考えられます。

また、たるみは、やはり加齢によってひどくなっていくので、重度になった場合は高周波・超音波では対処できなくなってきます。クリニックに行って、切らずにずっと照射治療をしていくのか、切って改善する手術治療をするのか、その先のことも考えてよく相談してから治療法を決めていくと良いでしょう。

たるみ治療ドクター
六本木境クリニック

境先生

高周波・照射系治療で効果を感じないのはなぜ?

メスを入れるようなたるみ治療と比較した場合、高周波・照射系治療でのたるみ治療の利点はダウンタイムが短いこと、欠点は効果がマイルドなことだとされています。
でも、実際には多くの人が期待するようなリフトアップ効果は感じず、腫れている期間より少し長めくらいしか効果らしいものを感じないと言った言葉がよく聞かれます。なぜでしょうか?

多くの人が高額な美容外科クリニックでのたるみ治療に期待する効果とは、お顔のたるみ改善=リフトアップ効果です。
高周波治療は照射によってお肌を引き締めることでハリはでますが、リフトアップ効果はありません。
改善にはリフトアップが必要なお顔のたるみの方が、高周波治療を受けてもたるみの改善に繋がらず、効果を感じることができません。
これが高周波・照射系治療で効果が感じられなかったという声を聞く原因であるとわたくしは考えています。まぶたのたるみに対しても全く同じです。まぶたのリフトアップにはわたくしは眉下切開が一番いいと思っています。

  1700の症例数(※)を誇る 六本木境クリニックの眉下切開    ※2014/04/12~2021/12/17
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